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廃車にすると自動車税は戻ってくる?1番お得な廃車のタイミングは?

車を維持するには、実際様々なコストがかかります。

なかでも、自動車税については、毎年GW明けごろに納税通知書が届くので、馴染みのある方も多いと思います。

ところで、年の途中で、所有していた車を廃車にした場合、払ってしまった税金は戻ってこないのでしょうか?

廃車にするのに1番お得なタイミングについても調べました。

自動車税・自動車重量税は戻ってきます

結論からいうと、年の途中で廃車にした場合、それまで支払った自動車税・自動車重量税は還付されます

自動車税は、車からナンバープレートが外され、公道を走れない状態(「抹消登録」と言います)になっていれば、課税の対象にはならないので、抹消登録以降の税金が還付される仕組みです。

自動車重量税は、基本的に車検のタイミングで2・3年分を1度に支払っています。

普通車の場合は、「永久抹消登録申請」または「一時抹消登録」と同時に還付申請が行われた場合、車検が残っている期間分が還付されます。

軽自動車、バイクは廃車にしても自動車税は還付されないのでご注意ください!
また、住民税などの地方税が滞納されていると還付の対象となりません。

還付される自動車税の金額

次に、自動車税がいつ、どれだけ、どのように還付されるかをご説明します。

自動車税は、排気量によって年税額が変わります。

排気量は車検証を見るとわかりますので、下記の表を参考に、ご自身のクルマの納税額をしてください。

排気量年税額
1000cc以下29,500円
1000~1500cc以下34,500円
1500~2000cc以下39,500円
2000~2500cc以下45,000円
2500~3000cc以下51,000円
3000~3500cc以下58,000円
3500~4000cc以下66,500円
4000~4500cc以下76,500円
4500~6000cc以下88,000円
6000cc以上111,000円
参考:自動車税(東京都主税局)

 

次に、還付金額を12で割り、月ごとの税額を出した後、4月までの残りの月数をかけます。

下記の例のように簡単に計算できます。

簡単に計算できるので、月換算でどのぐらい税金を払っているか確認する意味でも、1度計算することをおすすめします。

例)2500㏄の車に乗っていて、8月に車を廃車にした場合

     51,000÷12×7=29,750円が返ってきます

自動車税の還付を受ける際に必要な手続き

自動車税の還付に関して、特に必要な手続きはありません。

廃車手続きの流れのなかで、還付関係の作業も行われます(廃車の手続きについてはこちら)。

廃車手続きである抹消登録が完了した時点から、1〜2ヶ月後に還付通知書というものがお手元に届くので、印鑑と身分証明書を持って金融機関へ行けば還付金を受け取れます。

還付通知書には1年間という有効期限が設けられているので、期限内に忘れず還付金を受け取ってください。

自動車税の還付を受ける際の注意点

自動車税の還付を受ける際には、いくつか注意点があります。

・自動車税(種別割)の納税証明書が必要

スムーズに還付の手続きを進めるには、自動車税(種別割)の納税証明書が必要になります。

納税した時に返却される控えの書類のことです。

廃車にするときの必要書類でもあるため、紛失すると手続きそのものを完了できない場合があります。

・還付金を受け取るまで2~3ヶ月かかる

還付金は多くの場合、手続きが完了してから2〜3ヶ月後にもらえます。

もし3ヶ月経っても送られない場合は、所轄の税務署に問い合わせてみましょう。所轄の税務署はこちらから調べられます。

・買取業者に車を買い取ってもらう際は還付金について確認する

中古車買取店やディーラーで買取・下取りを依頼する場合は、査定額の内訳をきちんと確認することをおすすめします。

業者によっては、買取額や下取り額のなかに還付される自動車税が含まれていない場合があります。

後日トラブルになるのを防ぐためにも、確認しておきましょう。

1番多く還付金を受け取るには?

それでは、1年のうちどのタイミングで廃車の手続きをすれば、税金が多く戻ってくるのでしょうか。

おすすめは年度が変わる前の3月

1番のおすすめは、年度が変わる前の3月です。

というのも自動車税は、毎年4月1日時点で車を所有している人にかかってしまうためです。

3月のうちに手続きを済ませておけば、翌年の自動車税を前払いする必要もなく、還付の手続きも不要です。

特に軽自動車の場合は4月に1年分の自動車税が課税されると、その後に還付を受けとれないので、3月までの手続きは必須です。

車検が切れる時期についても確認が必要

また、車検が切れる時期も確認しておく必要があります。

普通車の車検費用は平均して40,000円~70,000円かかります。

車検の直後に車を手放すと、単純に車検費用がもったいないです。

さらに、車検時には重量税も支払うことになります。

車検は2年ごとの更新になるので、車検切れの前に手続きすることをおすすめします。

Contigo代表

我が家でも、今年の2月末に車検切れだったムーヴを車検を通さず、3月に廃車にしました。

まとめ

年の途中で廃車の手続きをすると、自動車税をはじめとする税金は還付されます。

ただ、還付の手続きは簡単とはいえ、自動車税の前払いが必要となり、還付までにも時間がかかります。

1番のおすすめは、年度末に次年度の自動車税を支払う前に廃車の手続きを済ませることです。

この記事が廃車の時期を検討するうえで、ご参考になれば幸いです。

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