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自賠責保険はどうやって入るの?自賠責保険と任意保険の違いについて解説

自動車を運転していると、どんなに気を付けていても被害者になる確率も加害者になる確率もゼロではありません。

でも、自動車保険の話ってとにかくややこしい!
そもそも自賠責保険ってどうやって入るの?

そんな方のために自賠責保険と任意保険の違いをわかりやすく解説します。

自賠責保険とは

自賠責保険とは、強制保険として自動車を使用する際には法律で加入が義務付けられています。

自賠責保険の特徴は、「被害者救済」を目的としている点で、運転者自身のケガやモノへの補償はありません
また、事故が起きてしまった時の示談交渉はご自身で行うか、弁護士への依頼が必要です。

したがって、補償の範囲はかなり限定されているといえます。

損害の状況(損害の範囲)支払限度額(被害者1名あたり)
障害による損害(治療関係費、文書料、休業損害、慰謝料)最高120万円
後遺障害による損害(逸失利益、慰謝料など)最高4,000万円(介護の必要度や後遺障害の程度によって異なる)
死亡による損害(葬儀費用、逸失利益、慰謝料など)最高3,000万円

加入は義務

自賠責保険への加入は法律で定められており、加入していない場合は法律で罰せられます

たとえ事故を起こさなくても、自賠責保険(共済)に未加入で運行した場合は1年以下の懲役または50万円以下の罰金、自賠責保険(共済)の証明書を所持していなかっただけでも30万円以下の罰金が科せられます。 また無保険での運転は交通違反となり違反点数6点が付され、即座に免許停止処分となります。

引用元:https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/04relief/jibai/punish.html

保険料

保険料は、普通車で年間11,500円、軽自動車で11,440円です(2023年4月1日現在)。

どこの窓口で契約しても、保険料は一律で変わりません。
自賠責保険の更新は、一般的には車検時に自動で行われています。

ちなみに、原付バイクなど車検を受ける必要がない「検査対象外軽自動車」も自賠責保険の加入対象となる点に注意です。
この場合は車検で自動更新されないので、購入時や更新時期に、ご自身で加入や更新を行う必要があります。

自賠責保険はどうやって入る?

自賠責保険への加入は、保険会社だけでなく、カーディーラーやカー用品店、車検センターなど様々な場所で手続きすることができます。

自賠責保険は加入必須の保険であり、どこで契約しても保険料が変わらないため、クルマの購入時にお店が自動的に手続きをしてくれるケースが多いでしょう。

ご自身で手続きする場合であっても、オンラインで24時間いつでも加入・更新手続き行い、支払いをコンビニで行うこともできます。

任意保険とは

一方で任意保険は、自賠責保険では補償されない内容を補償します。一般的に「自動車保険」といえば任意保険のことを指します。

・交通事故による被害者の身体への損害である対人補償

・物の破損への賠償である対物補償

・加害者による運転者の身体への損害に対する補償や、同乗者の身体への損害に対する補償

・単独の自損事故や当て逃げなどにおける車の損壊への補償

・盗難や台風、洪水などの災害による車の損壊に対しての補償

加入は任意

加入は任意のため、個人の判断に委ねられていますが、任意保険(自動車保険)の何らかの補償に加入している割合は約75.3%(※)であり、多くのドライバーが任意保険にも加入していることが分かります。

※損害保険料率算出機構「自動車保険の概況 2021年度版」より

保険料

保険料は、補償内容・ご年齢・等級・免許証の色・予想年間走行距離によって異なるので一概にはいえませんが、年間15,000円~30,000円程度と考えてよいかと思います。

任意保険はどうやって入る?

任意保険は、保険会社だけでなくカーディーラーやカー用品店、オンライン等で加入手続きを行うことができます。

納車される前に加入手続きを行い、納車当日から補償を受けられるよう、保険の始期日を設定しましょう。

補償範囲の違い

自賠責保険と任意保険について、補償内容の違いを表にまとめました。

繰り返しになりますが、自賠責保険では補償内容が相手方への補償に限られており、万が一事故があった場合のご自身の補償について十分とはいえません。

まとめ

自賠責保険は強制加入なので、車の維持コスト等を考えると、保険の費用を抑えたいと考えるのは自然な気持ちです。

一方で、ご自身やご家族の安心のことを考えて、任意保険に加入されている方が多いというのも事実です。
任意保険の商品にも様々な種類があり、補償内容や保険金額の設定、特約の有無などもご自身のカーライフに適したものを選べます。

ぜひ一度ご自身が加入している保険について見直してみてください。

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